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執筆者の写真はせがわ

一番難しい「見守る」



12/22に四街道市みんなで地域づくりセンター主催の

「子ども見守りサポーター養成講座2020

ネモネット生きているだけでOKな居場所」を受講してきました。


講師はNPO法人ネモちば不登校ひきこもりネットワーク理事長の前北海さんです。


前北さん自身も元不登校だったそうです。

当事者だからこそ、今苦しんでいる子どもたちに寄り添えることも

あるんだろうなと感じました。


さて、お話を聞いて気付いた点をご紹介しようと思います。


進化しない教育システム

まず不登校どうのよりも昭和からずっと変わらない教育システムです。

平成、令和ときて時代の変化は目まぐるしいのに

まだそこにこだわる?なんて疑問に思うような事が学校の中でまだまだたくさんあります。


少し前にニュースになっていましたが、

コロナ感染対策で教室の窓を開けっぱなしで授業をしていると寒いので

防寒着など子どもに持たせてほしいと学校にお願いしたら

「校則で決まっているので持ち込みは禁止です。」と言われたそうです。


室内といえど、外気温とほぼ同じような場所で制服だけで過ごせなんて

それで風邪を引いたら本末転倒ですよね。


時代の変化に対応できない、進化についていけない教育現場で

聡明な子はもどかしくて学校に行く意味を見出せないでしょう。


よく聞くのが「漢字を何回も何回も書くのが苦痛」という子です。

生まれた時からスマホで何でも調べられる子どもたちにとっては

もう何もかも頭に詰め込む教育は合わないのかもしれませんね。


うちの次男が「ノートを何冊も持っていくのは大変だから

タブレットを持っていければいいのに」と言ってるのを聞いて

確かになぁと思ったことがあります。


忘れん坊の次男なので教科書も予めタブレットにダウンロードしておけば

学校に忘れてきた!音読できないなぁ

なんてこともなくなりますね(笑)


小学生がタブレットを持参するような日本になるのは

はていつのことやら。


敵は誰だ

古くてもどかしい学校に嫌気がさした子どもたち。

そんな子どもたちが家に帰っても闘わなきゃいけないのが

親です。


前北さんのお話のなかで

「一度不登校になったらそのまま不登校になる率が高い」

「不登校の約5割は学年を超えても継続する」

とあったように

親としてはなんとしても学校へ行って欲しいのです。


一度休んだらそのまま学校へ行かなくなるのでは。

休んだら学校へ行くのが難しくなるのでは。

勉強についていけなくなるのでは。

社会復帰できなくなるのでは。


親も必死です。

ですがそんな必死な親を見て更に追い込まれていくのは子どもです。


休みたいと言った時はもう限界

前北さんのお話の中で

「休みたい」と言った時にはもう限界がきている、

とありました。


親としては「休みたい」なんて言われたときは

「不登校」へのスタートのように感じるかもしれませんが

子どもにしたら人生最後のSOSかもしれませんね。


講座の中で一番印象的だった前北さんの言葉が


「明日死んだら、大学進学もくそもないですね」


と、ははっと笑っておっしゃったのです。


崖っぷち

親も子どももどうしていいかわからない

沼のような崖に立たされたような

光が見えぬ闇の中。


藁にもすがる気持ちで親は必死になんとかしようと試みます。


・フリースクール

・通信教育

・塾(習い事)

・行政の支援の場

・家(引きこもり)


様々な支援の場がありますが、どれが子どもに合っているかは

その子によっても違ってきます。

一概に「これがいい」なんてものも、正解も不正解もないのです。


親は子どものためを思ってなんとか社会へ出るように働きかけます。


子どもだって、学校へ行けない自分が悪い、親に心配かけている、

勉強がわからなくてどうしていいかわからない、

友だちはちゃんとしているのに、兄弟はちゃんとしているのに

自分は・・・。


自分の置かれている状況や立場はちゃんとわかっていると思います。


学校以外の道を見つけられた子どもはいいかもしれませんが

そうじゃない子どもの方が多数ではないでしょうか。


お母さん

色んな保護者と接している中で一番感じるのが

「お母さんとの関係性」だそうです。


以前よりもお父さんの育児参加が増えてきていますが

どうしても重要で欠かせないのがお母さんです。


前北さんのところへも相談される親御さんがいらっしゃるそうですが


「3日でお父さんお母さんを元気にする自信があります。」


とおっしゃったのです。


そう、結局はママも、より、楽しく!いられていますか?

と、いうところに行きつくわけですね。


見てるだけでよし

子育てで一番難しいのは「待つ」「見守る」ではないでしょうか。

子どもの可能性を信じてひたすら見守る。


「とにかく待つ、その子がやりたいと思うまで待ってください。」


時間は止まってくれない中で、いつまで待てばいいのかと

途方に暮れる親御さんもいるかもしれません。


あととにかく「遊ぶ」ことが大事だそうですよ。

楽しければ遊ぶのは何でもいいそうです。

「遊ぶ」ことが「学ぶ」に繋がるともおっしゃっていました。


ただ遊ぶ、それをただ見守る。


簡単なようでいて、一番難しいのかもしれません。


受講してみて

私は「子ども見守りサポーター」として参加しましたが

最終的にはこの「不登校」「引きこもり」問題は

学校のシステムも子ども自身の特性も勿論あると思いますが

お母さんがどう生活しているかが要因なのでは、と感じました。


今日誰かと話しましたか?

今日笑顔でいられましたか?


お母さんが楽しくないと子どもも安心できません。


お母さんの笑顔が、子どもの未来です。


 

さて、冬休み真っただ中!

コロナ禍の中、外出しないでお家で過ごすご家庭も多いのではと思います。

我が家ではパワー有り余っている子どもたちに翻弄されていますが

元気が何より、家族の健康と無事に感謝です。


皆さまもよい年末年始をお過ごしください。


今年はあまり活動できませんでしたが

いつもよつかいどうmamamoの活動にご理解ご協力いただき

本当にありがとうございました。


来年も引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。


よつかいどうmamamo はせがわ


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